盆と正月

そこに現場がある限り。

DearDream 1st LIVE TOUR 2018「ユメノコドウ」福岡公演

 2018年1月13日ドリフェス!Presents DearDream 1st LIVE TOUR 2018「ユメノコドウ」2公演目、福岡ソレイユホールに行ってきたのでその感想文です。

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 基本的に初日の東京とセットリストは変わらなかったので、違った所やCMについ少し書きます。東京の内容はこんな感じ。細々したことは多分間違ってるかも知れないので、すいません。

 

 オープニングの映像で、東京公演ではでは東京に刺さっていたピンが今回は会場である福岡に。サーモグラフィーで見たら九州の上の方だけ真っ赤ですよとのこと。このフレーズお気に入りなのかな?おれサマでも同じようなこと言ってた気がする。

「ただいまー」「おかえり」と、九州出身の石原くんとの暖かいやり取りからはじまる最初のMC。地元福岡の人はどれくらいいますかー?と聞いたところ、半数近くの人が手を挙げ、初めてライブに来たファンにようこそ、とライブにむかえ入れるDearDream。そんなDearDreamをようこそ福岡へと歓迎するファンの関係が優しくて、すごく良い空間だと思いました。今回は客席を【副】チームと【岡】チームに分けてコール&レスポンスをすることになりました。「この席の列が絶妙に半分だから、好きなチームで良いですよ」なんて緩い感じでトークは続きます。

 

 ユニット曲では石原君が2032でアウターを着ておらず、あれが凄くかわいかったので踊りにくいから脱いだのかなと思っていましたが、その後の曲では着ていたので単に着忘れたのか…。あのアウターで踊る2032が最高なのでぜひ大阪では着用してもらいたい!

 

 MAY BE,LADY!前の3人によるトークは、石原君の年末帰省のついて。2人に地元は楽しかったか?と聞かれても、「帰ってませんよ」「お土産もアマゾンで購入しました」と謎の嘘を付き続ける石原君。しつこく質問され、最後は折れていましたがその様子を溝口くんが「2人でいちゃいちゃしないで」と注意。Special YELL!では太田くんによる「たまにゃブレイクタイム」でジャケットをはだけさせさせるパフォーマンスに100万倍湧いた時間でした。

 

 2回目CMでは富田君から「福岡の人が使う塩はなんですか?」「じゃあ日本の三大都市は?」と半強制的に伯方の塩や福岡というキーワードを引き出すトークへ。「よく行くファミリーレストランは?」からはおなじみジョイフルの話に。おすすめのメニューがチキンドリアなことや、みんなが活用しているドリンクチケットのこと、前回太田君と石原くんが福岡に宣伝大使としてきた際には、入店はしていないけど、店頭の前で記念撮影した話が聞けました。富田君は石原君に「明日ジョイフル行こうよ」と誘われているそうで、完全に地元ではないものの、九州で自分がかつて過ごしていた日常をメンバーにも体験して欲しいんだろうなっていうかわいい話が聞けました。こういう映像化されたとしても、収録されないであろう地方公演だからこそ言える話が聞けるのもツアーならではで嬉しい。

 

 東京では東京タワーを作ったParadeが生まれるですが、福岡では明太子を作ることに。ペンライトを横に持つことでそれっぽく、かつ赤くするとより明太子感が増すという理由で客席のペンライトが全て赤色に。偶然なのか、それともメンバーからのサプライズなのか凱旋公演で自分の担当カラーに染まった会場を見せてあげることができて嬉しかったです。そして、ペンライトを赤にしようという流れになった際に、「暖色のピンクやオレンジ、黄色でも綺麗だよね」とさり気なく皆が皆赤色のペンライトを持っているわけではない、そんな溝口くんからの気遣いがとても素敵でした。そして2番に入る前に「好きな色にしていいですよ」と色を変えるきっかけをくれたりと、ファンのことをよく見てくれている人だと感じました。

 

 前日に少し雪が降った小倉にぴったりですねという事でWhite Pavement。東京公演よりコーラスが上手くなっている気がして、あと3公演でどう変化していくのかとても楽しみです。今回の福岡公演は2階席が封鎖されており、誰も座っていませんでした。その2階席の後方を見つめながら歌う石原くんは何を思っていたのか。

 

 会場ごとにペアが変わるシャッフルユニットでは、1組目が石原くんと正木君によるUp to speed。正木くんとペアを組むといつも「えー、郁くんとかー」と露骨に嫌がる風な石原君は、完全に正木君に甘えてますよね。個人的にパワー系のダンスを踊る2人だと思っていたので、選曲がぴったりだと思いました。

2組目は正木君・溝口君・富田くんによる薔薇の三銃士。正木君をセンターに従えて披露。選曲は勿論ですが、誰がどのパートを担当するかのセレクトも毎回絶妙!そしてアウトロ中にステージ中央に太田くんが登場、そのまま階段で眠ってしまう富田君…。

 何がはじまるのかと思ったら2人によるWonderland Heart。『ミュージカルのようにしたかった』という太田君のコメント通り、太田君に操られるマリオネット富田が本当に素晴らしかったです!

 真夏色ダイアリーでは、太田君のパート「今から行こうか!なんて」の歌詞が「福岡行こうか!なんて」にアレンジされていました。

ALL FOR SMILE!では「福岡いけっとー?」という福岡アレンジされたいけるっしょのコール&レスポンスがあり、「絶対にみんなをもっと、高く遠くまで連れて行く」という歌詞にある通り、物理的に遠くまで連れてきてくれた。

 

 そして3回目のCMタイムへ。この時間は各会場ごとにロングCMを話す人がかわるという事で、福岡は正木くんでした。「4曲も歌ったら話したいこと忘れちゃった」と言いながら、ドリフェスのことそして会場に来たファンに向かって「壮馬、とみー、琢也、将熙の事を好きになってくれてありがとう」って自分じゃなくてメンバーのことを話すんですよ。限られた時間の中で何を話そうかと考えた時に、ファンへの感謝、そしてメンバーのことを話したいと思った正木君の気持ちが優しくて、感動する会場に向かって「こういうの弱いんだよね」って照れている正木君の事を心底愛おしいと思ってしまいました。

 

 その後に歌ったユメノコドウはいつも以上にメンバーの絆を感じるものがあり、アンコールのいけるっしょ!コールを聞いたメンバーが「いけるっしょ!は方言に還元できない」色々考えたけど「いけるっしょ!は万国共通だから」そのままでいいんだという事に。

 

 そして普段中々九州までは来れないので、会場に来た人みんなと目を合わせて手を振るタイムを石原君が提案。制限時間は10秒との事でしたが、それを優に超える時間メンバーは会場に向かって手を振ってくれて、メンバーがどういう思いでこの時間を作ってくれたのか考えると胸が熱くなりました。

そこから個々の挨拶へ。正木君はさっき話したからと手短に。さっきの言葉に全てをこめました、暖かくして寝て下さいと最後までファンを気遣うコメントを。

続く太田君は、普段ファンレターなどでなかなか会いに来れない人もいたから、こうして福岡に来れた事が本当に嬉しい、やっと会いに来れたのはみんなの支えがあったからこそ。この気持ちは自分たちが実際に来ないとわからない、そしてまた絶対に来るから待っててくださいと、話してくれました。時折、言葉を詰まらせた太田くんの話を、客席にいたファンが「頑張れー」っていう声援などをかけることもなく、そこにいた全員が彼の話を聞く体制で、ライブがアーティストだけじゃなくファンと作り上げるものなんだとしたら、こういった話と話の間を共有するというのも大事だと思う。

 そして感動モードに入った会場、続く富田君のトークは、本当に優しくて彼の作る空気って本当に穏やかなんですよね。しかも話の内容が「伯方の塩は愛知県でした、ごめんなさい」だから面白い。人のぐっとした気持ちは画面越しでは伝わらないから、こうして会いに来ないとわからないとわからない、そして最後まで笑顔でと富田君らしい話をしてくれました。

 溝口くんは、ツアーグッズのパーカーを着たまま商店街で焼うどんを食べた話を。「君たち顔がすごく整っているけど」と隣の席の90歳のおばあちゃんに話しかけられて雑談ができて嬉しかったこと。あまり有名じゃないかも知れないけど、小倉は焼うどん発祥の地。そして本当に楽しかったからあともう2時間30分やりないしたいくらいと言っていました。そして喉なんて潰していい、どっかの溝口が責任を取るから楽しもう!と勢いよく言ったものの…責任取れるかな?って不安になる所が可愛かった。

 最後に石原君。今回のツアーを開催するにあたって、色々な媒体にインタビューをしてもらい、特に福岡公演が楽しみだと個人的に発言していたこと。SNSが普及している時代だから離れていてもツイッターなどでメッセージのやりとりができるけど、やっぱり5人で来たいと思っていたことを話してくれました。1回きりの福岡公演だからとメンバーで話し合いをしていたら、面白いことが色々思いついたりして明太子というワードが出てきたこと。こうして顔を合わせて話すことの大切さを感じていて今回のツアーで、ここが1番と言っても過言ではないと言ってくれました。東京そして福岡でもらったパワーで大阪公演に向かいたいとのことでした。

 

 福岡公演は東京とはまた違った時間が流れていて、本当に楽しかったけど、とても繊細な空気も流れていたように思います。途中書いたように、会場はPA卓の前までしか埋まっておらず2階も使用していませんでした。それを見てメンバーがどう思ったのかは想像の範疇でしかないけど、少なくともあの場にいたファンを楽しませたいと思ってライブをしてくれたメンバーの気持ちがすごく伝わる公演でした。

最後のMCも捉え方次第ではどうにでもなるので、どう書くか迷いましたが個人的には本当に来れて嬉しいって何度も口にするメンバーの気持ちが嬉しかったです。

ツアーもまだ途中だし、どこが1番とか本当は言わな方がいいと思うんだけど、思わず言いたくなってしまった気持ちすごくわかります。良くも悪くも実直な人で、それをとやかく言うのは無粋だと思った。東京と福岡でもらった熱量を持って大阪公演に挑みますって言ってるんだから、絶対次の公演も楽しいはず。

 

 また次の大阪公演は、KUROFUNEを含む7人でのライブになり、これだけギュッと詰まった内容なだけに7人になった時にどう変化するのかも楽しみです。

そして5公演中、3公演残っているツアーですが、5人だけのステージは愛知だけです。もし7人のステージだけを見る予定の人がいたら絶対大阪公演終了後に愛知に行きたくなると思う。だって7人でのステージを見たら、5人だけでどんな事をしているか気になりませんか。

まだ2公演しかやっていませんが、今回のツアーを通して5次元プロジェクトというのは2次元・3次元どちらが欠けても成立しないんだなって改めて感じて、ドリフェスって楽しいなって思ってます。

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