盆と正月

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DearDream 1st LIVE TOUR 2018「ユメノコドウ」大阪公演

 2018年1月13日ドリフェス!Presents DearDream 1st LIVE TOUR 2018「ユメノコドウ」3公演目、Zepp Osaka Baysideに行ってきたのでその感想文です。

 

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 東京・福岡を経て3公演目の大阪はKUROFUNEをゲストに向かえて初の7人体制でのライブ。5人でのライブがあまりにも隙のない作りになっていると感じていたので、ここにゲストが加わるというのはどんな感じになるのか楽しみにしていた。

 ほぼ満席といっていいほど客席は埋まっていて、それだけで熱気と圧が違う。オープニング映像が流れ、ピンが大阪に刺さるとReal Dream!のイントロがかかり登場するDearDreamの5人。入場した時からずっと緊張していたせいだと思う、今回で3度目だというのに、ステージで歌って踊るメンバーを見ていたらかっこいいなって思って、涙が止まらなかった。

途中、石原君がペットボトルを蹴ったように見えて凄い荒ぶっている!と思ったら足に当たってしまっただけだったようで、後のインタビューで自分で思っていたより足が数センチ長かったと話していた。https://mdpr.jp/interview/detail/1744013

1回目のCMは今回着ている衣装について。溝口君のマントは食べた後に口を拭くものなんですよとか、太田くんは袖がないから素手で拭きます。とかかなり自由な内容だった。

 

 続くSymmetric Loveは、今回のツアーの中で1番良かったと言っていいくらい富田くんが安定していて、大サビ前「月に照らされてる青白い君綺麗さ」という歌詞をまっすぐ前を見据えて歌う溝口くん、そしてそれを見つめる富田君。こういう細かい演出も良いなって思った。

 

 ユニット曲が終わると、会場に鳴り響くKUROFUNEovertureと勝手によんでいる曲がかかり、KUROFUNEの2人がステージに登場、襲来する。

1曲目はARRIVAL -KUROFUNE Sail Away-。先に見た感想を書くと、見ているこっちに緊張が感染するようなステージで、それだけツアーに後から参加するというのはプレッシャーがあるものなんだと思った。

 クロフネ1回目のMCは、突然やしきたかじんを歌いだして(たぶん)かなり緩かった。自分たちで歌っておきながら、プリンスなのに世代がでちゃうなんて話していた。余談になるけど、ライブが終わった後友人に「突然関ジャニの曲歌うからびっくりしたよね」的な事を話されて、これこそ『世代が出る話』だと思った。

続く、君はミ・アモール・FACE 2 FAITH。DearDreamがユニットで曲でもフォーメーションの移動があるのに対して、KUROFUNEは基本的に左右対称か、同じ振りが多くて、2組なんだよねって当たり前かもしれないけど、改めて思う。特にFACE 2 FAITHのサビはお互いに違う動きをしているのに、それが正解なのがまた良い。

 2回目のCMでは出席確認という名の、どこから来たのかという質問時間があり、そこから話題は株元さんが行きの新幹線の切符をまた無くした話へ。横浜駅と新横浜駅を間違えていたらしく、それを聞きながら私も実は行きの新幹線の駅を間違えていたので、他人ごとではないと笑えなかった。

最後はWhole New World。改めて書くと4曲だけだったとは思えない体感時間だった。

 

  DearDream がステージに戻り、MCへ。石原くんが着ているオーバーサイズのアウターを見た株元さんが「ベイマックスみただね」と言うと「違いますよ、ミシュランですよ」の返事をするのは流石。またここのトークを任されていたのが太田くんで、話したかった新幹線ネタを先に株元さんに先に話されてしまい、ステージ裏で「言われたー!」と叫んでいたらしい。単純に像像がつくのが太田くんらしさだと思う。

 今回のツアーではおなじみになってきたサビのポーズ決めをし、7人でPARADEが生まれるへ。今回は大阪ということでたこ焼きのポーズになったけど、個人的にこれはめちゃくちゃ恥ずかしかった。ユレルMIDNIGHT→ButterflyGIRLが続くダンスナンバーメドレーでは何度見ても溝口くんに目を奪われる。

 

 会場ごとにペアが変わるシャッフルユニット。今回はKUROFUNEの2人を含む7人で振り分けることになり、1組目は富田くん・正木くんでBEST☆★PARTNER。この2人の組み合わせ穏やかだと思った。2組目は戸谷さん・石原くん・溝口くんのグローリーストーリーはセンターが戸谷さんだった。3組目は株元さん・太田くんでWONDERLAND HEART。福岡に続きWONDERLAND HEARTの申し子こと太田くんのダンスは、役者さんだから持っている表現力なのか、物語に合わせたダンスが見ていて惹きこまれる。歌詞に合わせて割れた卵を2人が囲むしぐさがかわいかった。

シャッフルユニットを見るたびに、太田くんは曲の引きがいいなって最初は思っていたけど、たぶんどの曲も自分のものにしているから何を歌って踊っても様になるし、見応えがあるんだと改めて思った。

 アンコール明けの真夏色ダイアリーは、初披露のおれサマ~ファンミ03くらいまでは正直2番の雑味がひどいと思っていた。だけど今は全く気にならないし、すごく楽しいのは、彼らが元々持っている若者としてのアッパーな部分にこの曲がマッチしているからかもしれない。

 

 そして各会場ごとに話す人が変わる変わるロングCM、大阪は富田くんが担当。

「いつもふざけてしまう自分だけど、今回は真面目に話します。」という言葉から、プロジェクトが始まって2年、最初は全ての事が初めてで不安で、その気持ちは年末の特番で話したことが本音たという事。そして今回こうしてツアーで大阪に来れたのはみんながいるから、ファンレターやプレゼントを通して皆からもらうエールはちゃんと届いていて、個人として感謝の気持ちはすごく持っているって話してくれた。

それを「ツイッター更新しなくてすいません、自撮りもしなくてすいません」と話す富田くんの器用ではない、でも自分の言葉で伝えてくれる良さがあった。

そこから尊敬について話が進み、一緒にステージに立つメンバー、そしてこの場にいるファンのことも尊敬していて、自分も人から尊敬される人間になりたいという事。尊敬というのは立場など関係なく、持てる気持ちなんだという話をしてくれた。

 ファンの端くれとして、富田くんって本当に尊敬できるところがすごく有る人だと思っていて、本人に話したこともあったので、こうして改めて思っている事を言葉にするというのは伝わる想いがあると感じた。私でも思ったくらいだから、富田くんの事をずっと見てきた人は、幸せ者で羨ましいと勝手に思った。

シンアイなる夢のイントロがはじまり「ありがとうー!!」って叫ぶ富田くんに、胸がいっぱいになり、会場の熱がさらに上がるのを感じた。

 

 アンコール明けのMCでは、富田くんが限定グッズのアクリルスタンドが少しだけ残っているので、買ってくださいと話せば、みんなで買いに行く?と提案する溝口くんがいたり、シュシュが売り切れた正木くんは、かおるワールドの住人はシュシュが好きなのかな?僕も自分で作ってみようかなと話していた。

それに対して太田くんも、自分のファンをまさきワールドの住人って呼んでるんですけど、まさきワールドの住人はシュシュがそんなに好きじゃないんですかねー?と話を被せ、結果的に富田くんのアクリルも太田くんのシュシュも完売したから凄い。株元さんはリハーサルでは、当たり前だけど客席には人がいないから何をしてもレスポンスがない、だからみんからのエールが有りがたいという事、戸谷さんはDearDreamの事を米に例えてゆめぴりかと言い出し、ツアーを続けてきた5人への労いと気配りを感じる挨拶に優しさを感じた。

 そして、今日のライブは言葉にできないと話し、ファンその事を「わかるよ」と言われれば「わかるわけないでしょ俺達が力もらってるから分かるわけない」と話す石原くんは、「皆さんが僕のボキャブラリーを凌駕してきました」と最後まで石原くんぽさを感じる挨拶で締めてくれた。

 

 最後は7人でALL FOR SMILE!満員に近い客席を前にしたメンバーは本当に楽しそうで、生き生きしているのがすごく伝わってきた。こんな風に笑っているメンバーを見れて本当に嬉しい気持ちになった。

ツアーが始まる前、石原君がインタビューで話していた『今回のツアーは1か所しか来なくても楽しめるし、全部来る人も楽しめる』というのは本当にそうだと思う。ツアーの評判の良さから本当に埋まるのかと思った横浜公演も気づけば売り切れていて、1公演だけ見る予定だった人がチケットを買い増ししているのを見ると、贔屓目なしに良いツアーをしているんだなって感じて嬉しくなる。

  大阪公演が終わるとツアーも折り返しに入り、残りは2公演なので、楽しい時間というのは本当にあっという間に過ぎて行ってしまう。