盆と正月

そこに現場がある限り。

DearDream 1st LIVE TOUR 2018「ユメノコドウ」愛知公演

 

 2018年2月11日ドリフェス!Presents DearDream 1st LIVE TOUR 2018「ユメノコドウ」4公演目、一宮市民会館に行ってきたのでその感想文です。

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 全5公演ある今回のツアー、大阪と横浜にはゲストのKUROFUNEが参加するのでDearDreamの5人だけの公演は愛知が最後。個人的にすごく楽しみにしていた。

挨拶代わりの1曲と言いたくなるReal Dream!からスタートし、続くPLEASURE FLAGでは多彩なフォーメーションなのに、ノールックで移動するメンバーに気持ちが高まる。時折メンバー同士で目線を合わせているところを見ると、それだけで嬉しくなる。

 そこから流れるように続くユニット曲は息をするようにあっという間で、セットリストが完璧だと改めて思った。

 大阪公演ではカットされてしまったMAY BE, LADY!は、おそらくここ愛知での披露が最後だと思っていたので、1秒も見逃したくないと思った。

普段は照れて下げるたちの富田くんの「俺たちと恋しようぜ」に思わずにやける。大サビ前、富田くんによる最上級のファンサがあり、それを受けてファンの歓声が上がる、自分でしたくせに照れ笑いする富田君はやっぱりかわいい。サビでは歌詞に合わせて3人が星を描く振り付けがある。1stライブでは各々流派があり、バラバラだったそれも、溝口くんの「上から書いた方が綺麗」に合わせた甲斐があり、見事に揃って綺麗だった。

トラシグのコーナーでは、ツアーがはじまってから恒例になっている手拍子があり、愛知ではそこそこ揃った手拍子を、メンバーは喜んでいた。「ばらばらじゃないですか、これでも揃ってる方なんですよ」の言葉は嘘ではなく本当な愛知が1番揃っていた。

 続く2032では、石原くんが例のアウターを着ていなかったので、やっぱり踊りにくいのかなと思った。そして太陽の歌ことSpecial YELL!は聞いていて本当に楽しい。圧のないポジティブソングが3人に、6人に良くハマる。

 ご当地振り付けをすることでお馴染みとなったParadeが生まれる。一宮ということで、何かないですか?と客席に溝口くんが問いかけるもなかなか正解が出ない。問いかけているのに、正解があるのもどうかと思うけど。最終的にはモーニングという事になり、どうモーニングを表すかに話が発展する。各々が思いつくモーニングポーズを披露したり、「ふぁ~、遅起きさんだね~」というちづるの真似をした石原くんに、それ一時期流行ったやつというたまに聞けるメンバーで流行ったドリフェストークが久しぶりに聞けたりした。

 

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    最終的には溝口くんの案で、ペンライトを横に持ってそれを珈琲に見立てることに。太田くんが横に振りすぎていて、コーヒーがだだ漏れだったのが面白かった。Paradeが生まれたあとは、White Pavementへ。夢や希望、それをみんなで叶えよう!というメッセージが多いドリフェスにおいて、White Pavementは失うものだったり、みんなではなく1人の歌。壮大な物語ではない歌だからこそ、等身大の想いが丁度いい。そして、そんな歌をメンバー全員でコーラスをしながら歌うのがすごく良いと思う。

 しっとりとバラードを聴かせたあとは、僕たちは色々な楽曲があるんですよ、という太田くんの紹介でダンスメドレーに入る。ダンスもさることながら、この曲まで綺麗に第一ボタンまで占められていた溝口くんのボタンが第二ボタン、時には第三ボタンまで開いている。めちゃくちゃかっこいい。STARTING TOGETHERではメインで歌う太田くんと正木くんの事も見たいけど、上段で騒いでるトラシグの3人もつい目で追ってしまう。

 会場ごとにペアが変わるシャッフルユニットでは、石原くん・富田くん・太田くんによる薔薇の三銃士、太田くん・溝口君によるBEST☆★PARTNERではお互いのマイクで歌うアレンジもあった。溝口くん・正木くんによるUp to speed!は華麗な溝口くんと、パワフルな正木くんのダンスの違いが良かった。このシャッフルを見るたびにただただ思う事は、太田くんのエンターテイナーとしての天性の才能だと思う。

 衣装チェンジが終わると始まるのはNEW STAR EVOLUTION。代わる代わるセンターが入れ替わるフォーメーションは見ていてわくわくするし、2番Aメロに入る前5人が円になって指を鳴らす姿を見ると気持ちが高まる。続く真夏色ダイアリーでは、ファンもメンバーも限界までタオルを回す。石原くんと富田くんはヘドバンをしていて、曲終わりには死にそうになっていた。限界まで楽しんでいるのが伝わってくる。

インフィニティ・スカイではその歌詞の真っ直ぐさに胸を毎回打たれ、連続で3曲披露した後は、石原くんによる「皆さん、まだまだイケるでしょう?」という煽りでALL FOR SMILE!がはじまる。ここまでのセトリは本当に怒涛で、1曲1曲聞いているつもりでも、本当にあっという間に時間が流れていく。

 

 会場ごとに話す人が変わるありがたい言葉、今回太田くんが担当だった。

 0から始めたドリフェスプロジェクト、ここまでずっと走り続けてきた。オーディションを受ける時に石原くんとこれに受かったら人生変わるかもね、なんて話していた思い出話をし、本当に人生が変わったと話してくれた。そこからメンバーに対する思いに話は進み、太田くんからメンバーひとりひとりへ思っていることが語られる。そして、誰1人欠けてもダメで5人だからここまでやってこれた、この5人だからDearDreamだと言ってくれた。「おじいちゃんになっても、DearDreamを続けていたい。みんなと一緒に歳をとっていきたい」時折言葉を詰まらせながらも話す、太田くんの真っ直ぐな瞳に胸を打たれる。

別のグループの話をすると、このライブの1カ月ほど前に開催されたももいろクローバーZ有安杏果の卒業ライブの際に夏菜子ちゃん言った「叶わない夢もあるんだなぁ」っていう一言が胸にずっと残っていていた。彼女のことを中学生から見てきた私は、その言葉を聞いて大人になったんだなって思った。だから、太田くんはなんて素直で子供みたいな事を言うんだろうと、切なくて泣けてしまった。一人ではなくグループで活動を続けるというのは、簡単なことではない。それを誰よりもわかっているからこそ「みんなの夢と一人ひとりの夢」という言葉を使ってグループ『みんなの夢』を話した太田くんは、気遣いと優しさと塊だ。

    上手にいた私は、緑色のサイリウムに囲まれてその話を聞いていた。近くにいた女の子たちは誰一人として彼に「頑張れ」という声をかけることなく、ただ太田くんが話す言葉だけを待っていた。頑張っている人に頑張れの言葉は必要ないんじゃないかな。ファンとアーティストいい関係だと感じた。

挨拶が終わり、ユメノコドウのイントロが流れる。少し泣いてしまった太田くんの目を真っ直ぐ見つめ、頷く石原くんはまさに【強き眼差し】だと思った。同じグループ、同じ劇団のメンバーに強き眼差しなんてあだ名、真っ直ぐすぎてなかなかつけられないよ。

 

 アンコール明けの挨拶で正木くんが話した「こうしてステージに立てているのは、見に来てくれる皆さんがいるおかげです。」という言葉が凄いと思う。彼らはあまりライブやイベントに来てくださいと言わない。だからこそ、こうして時間とお金を使って現場に足を運んでいるファンに対して言ってくれてた一言で、救われる気持ちがあると思う。石原くんが話した「みんなを楽しませようと思ったら自分たちが楽しくなっちゃうのがDearDreamの悪い癖です」の通り、メンバーがこれ以上ないくらい楽しんでいるのが伝わるライブだった。最後の最後、「あいちてるぞ」と言い放った石原くんに誰もがおもったであろう、またパクリ!最後まで笑顔溢れる、愛を知る愛知公演が終わった。

 

終演後、外に出ると富田くんが話してい通り雪が降っていた。今回のツアー中何度か雪が降ることがあり、その度にメンバーが嬉しそうにWhite Pavementだねって話すから、寒くて嫌いな雪だけど、たまには良いかなって思えるくらい、満たされる時間を毎回作ってくれている気がする。

 今回のツアー、ファンだから・好きだから楽しいと思っていたらどうしようと思う時があり、思い入れだけでステージを見たくないと思っていた。だからこそ、愛知公演が終わって改めて、今回のツアーは良いステージだと思った。例えば音が飛んだり、歌詞を間違えたり、振り付けを間違える。それは完璧ではないかもしれないけど、それを見たいなら家でCDを聞いたり、MVを見ていればいい。逆に完璧なパフォーマンスが出来たとしても、そこに心が入っていなければ観ていて絶対に楽しくない。使うのは心。気持ちのこもった素敵なライブだった。